kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「百折不撓」?

 

先ごろ54歳で亡くなった「曙」

同期でライバルだった貴乃花 追悼の言葉を以下のように述べている

「ご家族の皆さまとご遺族に哀悼の意を表したいと思います。ハワイから来日し今日に至るまで、日本の文化を感じて幾多の苦労があったかと思います。百折不撓(ふとう)の人生観だったと思いますが、これからは身を楽にして安らかに」

言葉はその人の精神・心から生まれる。

「曙」という人物を深く理解しないまま「百折不撓」という大ナタのような四文字熟語を使うところに 「貴乃花」という人物の人なりの頑なさと 無知を感じる

 

「百折不撓」とは百回挫折しても 初心を貫き通す。という意味である なので「非常に強い精神力と努力」が必須であるのは当然で 他者に向かってこんな言葉を使うモノじゃないと私は思う

貴乃花には娘と「靴屋兼画家」の息子がいる 息子は「百折不撓」「百挫不折」「不撓不屈」と彼に連発されながら育ったため「委縮して育ってしまった」

アクションペインティングかストリートアートか何風かわからないが「未熟で『弱い絵』」

 

その理由は父親の呪いの言葉にある

子どもの心を縛ってはいけない それには良否はあんまり関係ないと思う

「良いという価値観」で固定化された言葉はむしろ「逃げ場がない」という点で怖ろしい それは子にとって「強い呪詛」となる

 

花田優画伯 父親貴乃花をぶっ飛ばす絵を描いてほしい。「絵」に親など関係ない

 

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