kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「今」ロシアとウクライナで起きていること

エラそうに表題を書いたが ごく一部しか知らない

ただニュースは「戦局」を主に報道しているので 両国の人々がどのように生き 死んでいくのかあまり知られていない と思う

私が印象に残った事柄を以下に書けば

①ロシアは侵攻当初 貧しい少数民族に 4か月間従軍したら 入隊金 月給 退職金等合算すると その地域の平均月収の10倍以上の額を支給するといって募集した そのようにして集った兵士だったが ヘルメットや軍服等装備も与えられず 自前で買わされた それは相当な金額になったので入隊金は減額されてしまったことになる 従軍している間もロクに月給は支払われず ケガをしても途中で除隊することは重症でないかぎり許されなかった そして期限の4か月になっても除隊できなかった というのは「一度軍務に就いたら除隊できない」という大統領令がその間に発布されてしまったからだ なのでケガが治ってもまた前線に復帰させられてしまう

 

②ロシアには「本当に特殊な部隊(督戦隊)」がある

 それも数千人という単位で 例えば激戦地バフムトでは 「小銃とスコップ」しか与えられない兵士が多数いて スコップしか持っていない兵士はひたすら「塹壕を掘るだけ」という苦役に専従するわけだ だがウクライナ榴弾砲(大砲)でいとも簡単に爆死してしまう なので死亡比率はウクライナ軍1に対しロシア軍は5~7と言われている 当然このような馬鹿げた戦いから逃げようとする兵士 投降しようとする兵士が続出する そこで「本当に特殊な部隊」はそのような行動に出た味方兵士を撃ち殺す役目を担っている 母国では「息子さんは勇敢に死んだ」と伝えられるのだろうが…撃った犯人は味方のロシア人であることが少なくないとのこと

 

③世界の穀倉地帯ウクライナの国土の3分の1は無数の地雷だらけ

こと小麦の輸出国で有名なウクライナ ロシア軍によって畑は全て焼き払われ 対戦車地雷 対人地雷等様々な種類の地雷が埋められている それを取り除こうとした農家の人が何人も爆死したりケガをしている だからウクライナ政府は「地雷に手を出すな」と言っているが「小麦を植えなければ生きていけない」ので自力で金属探知機を使うなどして撤去しようとするが 引き抜こうとした瞬間爆発する地雷もあるとのこと…

3点だけ挙げたが 他にも驚きの事実は語り切れない

 

…なんか「地獄」「理不尽」と 形容するよりも惨たらしい

先ずプーチンは 完全にイカれている… そのくせ自分や自分の身内には数十億の豪邸 百億を超えるヨット 世界の長者番付でも上位に位置している だからイカているわけではないと思う 「自分の安全と利益のためなら 自国だろうが敵国だろうが 他者の命は紙くず同然」これがロシアの大統領であり 加えて「大嘘つき」という手のつけられなさ…

 

「戦争反対 世界に平和を」というのは容易い 

 

だがプーチンのような人物達がうごめいている事の方に 事象よりも警戒すべきだと思う

 

物価は上がり続ける パンの値段が倍以上になるかもしれない だがウクライナに埋められた地雷の数を想えば 不満を言えるはずもない

 

今後の自分の生き方について それに執着し 考え続けることがいかに愚かな事だろう…

 

kei