kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「人生100年時代」という誇大情報操作

2020年12月29日記事加筆

上の表は2020年の統計らしいが よく見かける表。
見ていると いろんな思考が頭に浮かぶ
私が生まれた頃の「男」の平均寿命は70歳に満たなかったことがわかる。それが現在では10年延び80歳となったわけだ・・・「女」は大体「男」の+10年という感じだろうか・・・

しかし平均寿命って どうやって計算してるんだ? ということで調べてみた。

平均寿命の定義を調べてみると、0歳児の平均余命(へいきんよめい)と出てきます。「今年生まれた子が何歳まで生きるか」を予想した値です。厳密には平均値ではなく期待値です。
0歳児の平均余命を計算するには、年齢ごとに生きている人と亡くなった人の人数を調べて、各年齢の死亡率を調べます。この死亡率を使って10万人の0歳児が何歳まで生きられるのかシミュレーションします。
平成17年の資料では、0歳の男の子の死亡率は0.00298(0.298%)です。したがって1歳を迎えられるのは99,764人。1歳では0.00045なので2歳を迎えられるのは99,680人になります。こうやって最後の1人になるまで計算を繰り返し、最後に、各年齢の生存者数をすべて足し上げて、10万で割ったものが0歳児の平均余命です。

つまりは10万人を基準として0歳児から存命の最高年齢者の歳まで 各年齢の生存者数を全て足し また10万で割った年齢のこと? う~ん。この考えで合ってるのか自信がない。数学アホなので。

ともかく 誰が言ったか「人生100年時代」とかいう言葉が巷に流れているわけだけれど 私はこれは政府のプロパガンダ・・・というより「ともかく高齢になっても働いてもらわなきゃ困る」という底意地丸見えの情報操作だと思う。

なので「100歳まで生きる人」というのがどれぐらいいるのか調べた

2020年9月1日時点の住民基本台帳に基づく100歳以上の高齢者の数が前年より9176人増加し、初めて8万人を突破、8万450人となった。

はぁ。大体8万5000人と高めに見積もって 現在の日本人口を1億2000万人とやや低く見積もり 来年あたりを計算すると「0.0007」という数値が出てくる。なので 1万人当たり100歳まで生きられるのは7人? これで何で人生100年時代なんだ? 革新的な延命方法が近いうちに奇跡的に見つかれば別の話だが 
1万人に7人じゃ「100歳までには 大方 いや ほぼ皆死んでる(´・ω・) 」と考えた方がマトモ

だのに何故 軽々しく「人生100年」とか大風呂敷めいたこと広めようとするんだろう

健康年齢を考慮すれば男はいいとこ 75歳 女は80歳程度なのが現実だろうに…

それよりは 国の借金は1100兆円をを超えて危険水域。暴飲暴食をして簡単に糖尿病になられては困る。でなければ延命治療は行えなくなり オランダのように「安楽死」年間6000人となるかも知れない。というリアルな話を広めた方が 未来的には効果があるような気もするのだ

政府もマスコミュニケーションも実はいろんな理由から いろんな情報操作をしている
これは事実 でも これに固執しすぎると いわゆる「被害妄想」が肥大し電波(ヘンな処からの電波)を受けてしまいそうになるので ここら辺で止めておこう

「高度情報化社会」とはよく言ったもので

これが「諸刃の剣」であることは誰もが実感しているところだろう
自らを傷つける刃は この場合「情報に振り回されて自分を見失うこと」にある。

kei