kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

画家「安野光雅」

2021年02月12日記事

2020年12月24日 94歳でこの世を去った安野光雅氏 クリスマス・イヴというのが彼らしい
最初の12年間は小学校の先生だった けれど芸術的力量は教師レベルより遥か上をいっていた

とある本の表紙に用いられた絵は「私は思索の虜」と題された安野光雅の絵である
二重のガラス瓶に閉じ込められた悪魔 けれども尻尾がはみ出ている 
そうそう。私もまじめに考えれば考える程 この絵のような状態の悪魔になる


安野の絵は どのような絵でも「緻密さ」という形容を超えた品格がある
そしてデザイナーとしても格別だった


これは「九九表」である 九九は美しいものだとこの絵でわかる
0~9までの三角形に数に応じて色を付けると このようになる
よく見ると九九の解には法則性があることが「色」でわかる
線対称なのは当然として 各色を見ていると面白い法則が見つかる
このように九九を子どもに教えられたら どんなに楽しくわかりやすいだろう

それをサラリとやってのける安野光雅 世界レベルの名絵本作家でもあった

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