kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「勝手な鳩時計」

この鳩時計は日が差している間は定時に顔を出し 時刻分鳴き 引っ込む 25年以上経つ代物

暗くなると それを感知し鳴かなくなる 下の丸いボタンを押せば時刻表示

単2電池使用ということもあるし 「ピッポ ピッポ ピッポ…」としょっちゅう鳴くので 休日とかウザかったこともあり 電池が減ってなくなるにまかせ動かなくなっていた でも 電池を放置しておくと 例の「液だれ」を起こし 面倒になるので 100円ショップで購入し入れることにした…時刻を合わせ 動くようにしたはずだが なぜだ? 鳴くために顔を出しても「ボーっとして 鳴かず引っ込んだり 4時なのに1回だけ鳴いて引っ込んだり」 まるで生きている鳩みたいなことをやり始めた

何より1週間も経たぬうちに 5分も時刻がズレはじめ このままだと10分 15分とドンドンズレていくので(現在17分遅れている) 時計の役目さえ マトモに果たしていない

 

今日は7時過ぎ マトモ?に7回顔を出して鳴いた。 調子が出てきたのか 気分がいいのか…

 

夫婦は時間のズレはもう気にしていない 何分何時間ズレようが勝手に鳴けばいい

週5日マトモに働いていたら「正しい時刻は重要」で ちゃんと修正したかと思う

でも 無職の2人には気にならない いつ 気まぐれに鳴こうが まるで生き物だと感じるように「したいようにさせる」のがいい…

 

こんなことからも「働いている 働いていない」という違い 「職持ち 無職」の違いが出る

ヒマな私などは この鳩時計は「異なる時空を生きており 実は光速の数十%で移動中のため 時間がゆっくり流れている」と勝手に判断している

 

いいや…本当は

 

誰しも 誰の中にも 固有の時間が流れていて…

赤ん坊の時間 幼児の時間 若者の時間 恋人の時間 リタイアした人の時間 終末の時間

世代どころか 個々人違うんじゃないかなぁ…

明石天文台の時間は電車の発車時刻に大切だろうし 反対側のアメリカは昼夜が異なるが その場の時を刻んでいる

でも 「すべては(通称)ピッポのように 独自の時間を生きている」 …と思う

あ。上の絵は結婚する前に 家人に送った絵葉書。こんなのしかウケんかった

kei