kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「極端な思考」は仕事の準備

4月から教えるのは美術だけ それも週14時間 授業が終わったら帰る仕事

普通そのための準備と言えば題材や教材の準備をするものなんだろうけれども…

私は奇妙な準備から始める それは「思考実験」ということになるだろうか

以前書いた記事の様に0.1度間違えると その延長線を長く引けば 建物にしろ道路にしろ垂直・直角ではなくなる これは当然のことだと認識している

だから「特殊相対性理論」だとか「量子力学」だとかが気になり始め 極限状態 例えば光速状態だと発生する特殊な事象や 量子という原子からさらに小さい素粒子に至るまでの現象は「不確定性原理」の様に マクロ世界の物理から例外になってしまう といったことを考え始めてしまう… こんなアプローチは現実的でなく 多分「バカ」

 

ご存じの方もいるだろうが 3月 兵庫県のとある高校の卒業式で

こんな頭髪の生徒が卒業式に参加できなかった

学校側は言う「校則違反だから」

それに対して脳科学茂木健一郎氏は「クソみたいな教師」「恥を知れ」と反論した

さてな…どっちが正しいんだろう ともかくも「その時に対応せざるを得ない」のは確かな事だ なので「どちらも異なる側面から見た考えなので 両方正しく両方正しいとは言えない」と答えても 屁のような理屈で何の意味もなさない気がする しかしどちらかを選択するという判断自体も疑わしいので「法や規則とは何か」を考えなければならない。 そんなことを思い「天国には法がない」という記事を載せ 「天国に法が無いのなら 現実世界にも本当は法は無いのではないか(つまり世界は「力学が働いているだけ」)」と考え始めたが…

それは現ロシアの暴挙でもわかることで 現実に核を使用した場合 益々「無法」であることの証明になってしまう しかし国際法というものがあり ISS加盟国では「ウクライナの人々のロシア本国への拉致」の嫌疑でプーチン大統領に対し逮捕状が出た 当然に「国内法」もあり 組織では「規則」も存在している…現代はそういう社会

 

授業の折 尋ねられるかもしれない「なんで校則があるのか?」と

 

私は美術に関係なくても答えなければならない

 

その観点でアニメ「PSYCHO PASS」を観ていた

主人公の一人「常守朱」新任監視官は言う 「法が人を守るんじゃない 人が法を守るのだ。なぜなら法は人の手によって簡単に崩れやすく脆いものだから。それは人類の長い歴史の中で培われた大切な経験則だから。」という趣のことを言う

ここで言っている「人が法を守る」というのは 法の一部に関し それを遵守するという事のみならず「法そのもの・法全体」を包括して言っていることになる

なのでもし「なんで校則があるのか?」と問われれば「まず自分で考えてみれば?」と答えるかもしれないし 「では全く法の無い社会をキミは望むかい?」と尋ねるかもしれない どちらにしても「投げやり」ではあるけれど…

 

他にも私自身今後考えるだろうことは PSYCHO PASSでは幾つも出てくる

仮に「完全な量子コンピューター」が実用化された場合 全ての人の心の中や能力を見通す シビュラシステムのようなAIが統治する社会が実現するかもしれない 現段階では量子コンピューターは「計算のエラーチェックができない」という欠陥を抱えている 今のコンピューターにはその機能があるが 量子コンピューターには実装されていない が それも超克することだろう

そして脳以外全て機械化した人物が語る言葉も興味深い「世間では人体の50%以上サイボーグ化することを望んでいないみたいだが もう既に皆さんも『サイボーグ化』しているんだよ。情報端末やコンピューターを使っているだろ?それが突然無くなったら生活できるかい?つまり皆さんはもう機械化し どんどんそれに近づいていることになる」というようなことを言う まぁ その通りなんだろうと思った

「深淵を見る とは 深淵に見られる」ことに外ならない

ただしAI管理社会 シビュラシステムには拾い切れていない要素はいくつかあると思われ 例えば人の「好奇心という魔物」をどうやって どのような数値として演算しているのか? 「恋愛感情」や「自殺願望」をどう演算するのか? という疑問が残った

いずれ暇ができれば書いてみたい ともかく明日 職場に行ってみよう

 

kei