kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「ワルツ」

いくつかの国は これ見よがしに「小銃を肩にかけた割り箸みたいな歩き方をする兵隊とともに戦車 ミサイル等が大通りをゆっくり通過してゆく」軍事パレードと呼ばれる示威行為をやる これに使われる音楽のリズムは2分の2拍子 すなわち「マーチ」である

私もイヤフォンで音楽を聴きながらウォーキングをするが 歩きやすい曲と歩きにくい曲がある 歩きにくいのは3拍子の「ワルツ」

 

西洋の十二音階音楽から生み出されたのか この形式のリズムは人の心に影響する

 

マーチは戦意を高揚するためには都合の良いリズムだ まぁ4拍子でも行けるかもしれないが…

それに対してワルツは宮廷のダンスなどに使われたためか「円環の運動」のように聴こえてしまう なので 「直線的リズムと曲線的(円的)リズム」を人間は使い分けていることになる  …ただもっと拡張的に解釈すれば「マーチのような生き方」とか「ワルツのような生涯」という その人の「生」になぞられるのかも知れない

 

世界がマーチで包み込まれたなら 戦争によって破滅に向かうだろう

世界がワルツで満たされたなら 愛し合う男女が増え 少子化問題改善に付与するかもしれない それくらいリズムというのは 人にとってけっこう大切なモノだと思う

特にファンというわけではないが 米津玄師氏の「Pale Blue」はいい曲だと思った メロディラインは当人のお得意と感じなくもないが 後半「ワルツ」に変わる時が聴く者の心を揺さぶる 

ワルツの中で やっと女は本当の心をぶちまける

 

だからかもしれない   「世界でマーチが減り ワルツが増えるといい」

 

「惚れた腫れたじゃ世界は回らない」 そんなことはない

人はそれほど極端な生物じゃない ただ今の世界でワルツが足りないだけだ

もちろん インドネシアガムランや アフリカ音楽もいいけれど…

私には「少し狂ったワルツ」が似合っている気がする

 

過去に載せたがまた載せる リズムに傾聴あれ


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