kei 「蜘蛛の糸Ⅱ」

2023年3月退職 後の生と死を「絵と言葉」で考えたい…4月からは「画家」か?「肩書を持たないただの人間」として生活していこうと考えています。

「肉體」

「肉体」と読む古い言葉 だが「肉体」と書いてしまうと「肉体ではなく言葉になってしまう」 そういうジレンマに陥り続けている自分

錯乱も 突飛な行動も「今はないだろう」と思いながら 違和感だけは消えぬまま

何とかしたいと感じている

 

「肉體から離れてしまった言葉」

これが戦争をしていない先進諸国の病

反して銃弾・砲弾が飛び交う場所では「肉體」なしでは成り立たない

どちらが病み・狂っているのか

どちらでもない在り方があるのか そんなことを考える

言葉は貨幣を生み出し「仮想通貨」という「無形の孫」まで生み出した

経済という名のもとに 益々人が用いる言葉は肉體を失っていく…

 

生まれ出でた赤子が発する「産声」 誰しも初めはそうだった

「嬉しい 悲しい 優しい 愛しい 苦しい 誠実 嘘つき」全て「言葉」であってみれば 私はそれを信じることができないでいる

 

私とブログを読み合う人の中に 旅をする人 50代でリタイアしながら確かなものを探している人 「茶の道」を行く人 「縄跳び」について本気で取り組んでいる人 PCではなくイラストをノートに直接描く人…そんな人々の生き方を学び 垣間見ながら 自身について考える

 

「肉體から遊離した絵」  これだけは描くまい

 

今のところはそれだけ思っている

 

kei